税務調査がやってきた

税務調査がやってきた

確定申告の季節がやって参りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回は、とある知人のところへ来た税務調査のことを書いてみようと思います。知人の記憶がところどころ飛んでる可能性があることご了承下さい。脱税・ダメ・絶対。

知人は在宅で仕事をする個人事業主で、主にWEBサイトの作成とアフィリエイトで収入を得ていました。収入を得ていたということは、お小遣い程度ではなく、それなりの生活レベルが保てるくらい稼いでいたようです。

そんなある日、知人が二日酔いで寝ていると昼頃にインターホンが鳴りました。普段はめったに出ることがない知人でしたが、なんだか気になって「はい」と出たそうです。

すると、ドアの向こうから「すいません、国税局のものですが・・・」という声が聞こえ、なんとなーく心当たりがあった知人はおそるおそるドアを開けました。

税務調査

ドアの前には背広を着た男が二人立っていて「すいません、国税局のものですが少々聞きたいことがあるのでよろしいでしょうか」と手帳を開いて聞いてきました。あまり覚えてないそうですが、手帳の中は顔写真が貼られた国税局の証明書のようなものだったらしいです。

何の知識もなかった友人は「どうぞ」と家に二人を上げ、話をすることになります。一人は国税局、もう一人は税務署の人でした。

※万が一都合が悪い場合は日にちを改めて来てもらうことができます。

国税局の人は慣れているのか笑顔で他愛も無い世間話を少しして、すぐに本題に入りました。どのような仕事をしているか、いつから個人で働いていたか、確定申告をしていたかどうか、などなど細かく聞いてはメモをしていきます。

そして、今日来たのは所得税について確認したかったからだという説明を受けます。そのちょっと前に知人は税務調査という言葉を知ったようで「ああ、これが税務調査か」と思ったんだとか。

知人は覚悟を決めて、素直にわかることを全部話し、パソコンの中のデータと領収書などを渡します。このとき、USBメモリにブックマークや主だったデータを入れていきました。

2~3時間色々聞かれた後に終了。入出金の定かではない部分は銀行に直接聞くこともできるらしく、そのデータも持って2日後くらいにまた来るということになりました。

税務調査二日目

前回、時間を指定することができたので、友人は昼過ぎに来てもらうようにお願いしました。この二日間、友人はドキドキしてほとんど寝れなかったらしいです。

指定の時間ちょうどに前回の二人が来て、銀行からもってきた入出金のデータの裏づけの聞き込みがはじまりました。データは5年間遡って調べられたそうです。

会計や申告の知識が全くなかった知人は、領収書などもバラバラで無くなっているものも沢山あったので、カードの請求書などから推定することになるということでした。

二日目の時点では主に入出金の確認で、この日も2時間くらいかかったそうです。そして、また2日後くらいに来るということで、この日は終了しました。

税務調査三日目

この日も指定した時間ちょうどに二人がきました。家に来る前には必ず携帯に電話を入れてから来てくれたそうです。

今回は税務署の人が前回のデータや領収書を元に、ある程度の計算をしてきてくれました。不明な点や以前の会社などのことをうろ覚えながら説明し、何とか終了。

また来るかどうするか二人は相談して、どうやら三日で調査は終わりだそうです。ただ、知人がかなりテンパッテた為、記憶が曖昧です。もしかしたら四日目もあったのかもしれません。

この流れでお分かりのように、知人は脱税ではなく無申告ということになります。これが金額が大きかったり、脱税だった場合、捕まる可能性だってあります。

確定申告をしに税務署へ

ここから更に曖昧な友人ですが、金額が出たので税務署に来てくださいと連絡があったので、印鑑を持って向かったと言ってます。

税務署では別室に通され、金額の詳細な説明を受けて確定申告の手続きをしました。期間は三年間、延滞金に無申告税が加算されます。ここで過失があった場合、重加算税という重い罰金が加算されます。気をつけましょう。

この後、税金の支払いについて、別の部署の別室に通され、初めて会う人と話をしたそうです。税務署の人はすごく親身で優しかったそうですが、この人は厳しかったんだとか(当たり前)

所得税の支払い

しばらくして納税書が送られてきて銀行で納税します。金額を書くとさすがに可哀想なので書きませんが、人に頼らざるおえないくらいの金額だったらしいです。

そのほか、地方税の請求ももちろんやってくるので、これも支払わなくてはいけません、あーめん。

と、これが知人が体験した税務調査のすべてです。

納税は義務なんだということ

納税の仕方がわからなかったから、では済まされません。税務署は細かく相談に乗ってくれるので、わからなかったら聞きに行くといいですね。

また、個人でも快く対応してくれる税理士事務所は沢山あります。やり方によっては月々の支払いも微々たるものなので、一度問い合わせてみるのもいいでしょう。

最近はネットを使って個人で収入を得ている人が増えていると思います。副業やオークションなどの場合でも、経費を差し引いての所得額が20万円以上の場合は申告をしなくてはいけません。

また、税務署の人がやけに詳しかったのがFXなんだとか。最近申告漏れがかなり多いそうでチェックしてるようです。

FXの場合、事業として届出をしないと損をした分を所得から差し引くことができないそうです。ようは100万儲かって100万マイナスの0でも、儲かった100万から税金を支払うことになるということらしい。

※これは知人から聞いた話なので定かではありません。詳しく知りたい方は本などで調べた方がいいです。

万が一、所得税を納めていないという人がいたら、税務調査が入る前に申告することをお勧めします。必ず来ますよ、必ず。

知人いわく、絶対嘘は通じないということです。

関連参考サイト

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Comments2

通りすがり

>必ず来ますよ、必ず。
税務署はそんなに暇じゃありません。

>絶対嘘は通じない
嘘だとわかるような嘘が通じないだけです。完璧な嘘は税務署ごときには見破れません。

09-01-08 8:25

> 通りすがりさん

コメントありがとうございます。
うん、まぁそういう考えもありじゃないでしょうか。

この記事は調査に入られた知人のへこみ具合があまりに酷かったので、
申告をしていない人は同じような目にあわないよう注意してくださいね、
って意味で書いただけですので。

09-01-08 11:02
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